Q & Aのページ


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Q. “レーザー冷却“、”量子光学“って、どんな研究分野ですか?
A. 最先端の光および量子制御技術を駆使して、原子や光を究極的に量子のレベルでコントロールして、

全く新しい光や物質の量子状態を生成し研究する分野です。
また、基礎物理などの精密測定に応用されて、威力を発揮している、という非常に魅力的な分野です。
また、理論研究と実験研究が、非常に密接に関連しながら、研究分野が進展していきます。
私たちの研究室は実験的手法を中心に研究していますが、
理論も勉強・研究しながら、実験を進めていく、というスタンスで取り組んでいます。

Q. 量子光学研究室のメンバーには、どんな人たちがいますか?
A. 現在は、スタッフ3人、特定教員3人(量子光学特別講座)、学振博士研究員1名、博士研究員3人、

博士課程学生2人、修士課程学生7人、研究生2人、教務補佐員1人です。
和気あいあいとした雰囲気で、自由に議論しながら、研究・教育を進めています。

Q. どんな科目が関係していますか?
A. 何と言っても、量子力学です。

特に、(どうやって、固有値を求めるかとかの、量子「力学」の計算手法というより)「観測」「量子ゆらぎ」など 量子「論」の根本が密接に関係してきます。
私たちの分野の量子論の教科書として、次の二つの名著:

  • 『新版 量子論の基礎』 清水明著 (サイエンス社) ISBN 4-7819-1062-9
  • 『量子力学の基礎』 北野正雄著 (共立出版) ISBN 978-4-320-03462-4
  • を挙げておきます。 また、私たちの研究は、量子計算や量子情報処理の研究と密接に関連しています。
    量子力学をひととおり勉強したあとに、この分野をもっと知りたい場合には、以下の教科書が参考になります。

  • 『量子計算と量子情報』 二―ルセン、チュアン著 (ケンブリッジ大学出版) ISBN 0 521 63503 9
  • 『量子光学』 松岡正浩著 (東京大学出版会) ISBN 4-13-060600-X
  • 『量子光学と量子情報科学』 古澤明著 (数理工学社) ISBN 4-901683-23-3
  • 『ボーズ・アインシュタイン凝縮』 ぺシィック、スミス著 (吉岡書店) ISBN 0 521 66580 9
  • Q. 他大学や他分野からも入学していますか?
    A. 過去において、他の大学からもたくさんの学生さんが本研究室に入ってきています。

    興味とやる気のある方は是非受験してください。
    最近では、京都大学工学部、神戸大学、早稲田大学、大阪大学からの入学者がありました。
    本学および他大学からの博士後期課程への編入、また理論研究室からの編入も大歓迎です。
    実際、京都大学工学研究科から博士課程に編入してもらった実績があります。

    Q. 卒業生はどんなところで活躍していますか?
    A. 博士課程修了後の進路として、

    国内では、京都大学、東京大学、富山大学、大阪大学、早稲田大学、中央大学、岡山大学、日立製作所、理研、などが挙げられます。
    海外では、マックスプランク研究所、ドイツ標準研究所、米国国立標準技術研究所、など海外で活躍している人もたくさんいます。
    また当研究室で博士研究・をしていた人の進路は、岡山大学、東京大学、中央大学、日本大学、などで、広く活躍しています。
    修士課程修了後の進路は、国内のメーカーが中心です。

    Q. 何人ぐらい M1を採用していますか?
    A. 平成29年度3人、平成28年度4人、平成27年度4人、平成26年度5人、平成25年度1人、

    平成24年度3人、平成23年度3人、平成20年度4人、平成19年度3人、平成18年度4人、
    平成17年度4人、平成16年度4人、平成15年度3人、平成14年度3人です。
    研究室見学、大歓迎です。

    Q. 研究室の人は学術振興会特別研究員に採用されていますか?
    A. 最近の実績として、博士課程に進学した人で、希望した人16人全員が採用されています。

    このことからも、日本学術振興会がこの分野を特に重視していることの表れだといえます。

    Q. 何か大型プロジェクトの研究をすすめてますか?
    A. 光および量子関係の大型プロジェクト

    (科学技術振興機構のCRESTプロジェクト「冷却原子の高度制御に基づく革新的光格子量子シミュレーター開発」、
    内閣府のImPACTプログラム「冷却原子量子シミュレーション」、
    日本学術振興会の大型科研費基盤研究S「光格子中イッテルビウム量子気体の究極的操作・観測が拓く新奇量子凝縮相研究の新展開」)
    などが現在進行中で、これで、世界と戦える体制ができています。

    Q. 海外の研究グループとの交流はありますか?
    A. 多く・フ交流を積極的に進めています。

    海外の理論研究者とは常日頃からメールで研究の議論をしています。
    また、海外からの教授、大学院生を数か月受け入れて共同研究を行うことも積極的に進めています。
    (実績:アメリカ(ハーバ・[ド大学ジョンドイル教授)、ドイツ、フランス、ポ―ランド)
    また、ハーバード大学の学部学生をこれまで4人受けいれて、課題研究Q6のメンバーと一緒に教育・研究に参加してもらいました。
    Q6のメンバーもこれまでに4名、ハーバード大学に行って研究を行いました。
    短期間の海外からの訪問者は数えきれないほど頻繁に研究室を訪問しています。